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統計ソフトが役に立ちました

エクセルを使って、気温や湿度の
変化をグラフにしたり、サンプルの
リストを作成して、効率的に仕事が
出来るようになったことで、仕事の
「IT化」ということを、少し意識し
出した頃、社内研修がありました。

いつも、騒々しい、何が起こるか
分からない工場を離れて、3日ほど
富士山の見える、静かな研修施設で
統計の研修を受けることになりました。

製品のばらつきを、統計的に調査して
何が原因なのか(不良は偶然なのか、
原因があるものなのか)統計を使い
原因を、割り出していく手法です。

品質管理のための
統計的方法入門(日科技連)
統計的方法入門


何よりも、工場から脱出!という
ことがうれしかったのもあって、
久しぶりに他の工場の同期生と、
再会して、話に花が咲きました。

研修を受けて、工場に戻り仕事に
復帰してからしばらく経った頃、
いつものように、休日に電話が
入り、至急集合とのことでした。

今まで、何回かあったのですが、
製品の繊維の太さが、基準よりも
細くなって製品にならないので、
マシンを止めて、調査でした。

このマシンで作っていた、特殊な
繊維は、工場の主力製品で、高価で
しかも、飛ぶように売れていたので、
マシンの停止は、重大問題でした。

原因が分からないので、あちこち、
必死なって、総出で調査するのです。
しかし、最後は疲れ果て、言い方は
良くないですが、原因らしきものを
列挙して、会社の上層部を安心させ、
マシンを再びスタートさせるのです。

それでも、不思議なことに、直ったり
するのです。ある人は、これは気温が
下がったせいだと言ったりしますが、
誰も原因は本当は分からないのです。

そうしたことが、数ヶ月毎にあるので
これは、何かあるだろうと、先日の
統計の研修会で勉強したことを使って
調査してみることにしました。

繊維の太さと、原料の量の関係に、
目をつけて、過去にさかのぼって調べ
てみました。そして、そのデーターを、
先輩から借りた、統計用のソフトに
入れて、分布を調べてみました。

すると、きれいな形の、山のグラフが
現われました。これは、ある分布に
特徴のある形で、この分布ですと、
数%の確率で、基準よりも細さが低い
製品が統計で出ることになるのです。

気が付かなかった発見でした。偶然
ではなく、今の製品基準ですと、
ばらつきで、必然的に起こるのです。

そして、そのトラブルが、起こると
予想される確率は、今まで実際に
あった、マシンを停止させた頻度と
一致していました。

対策の一つとしては、そのような基準
よりも細い繊維が出ないよう、原料の
量を、少し、多めにすることでした。
今まで、原料を削って、コスト削減に
走ってきたことが、思わぬところで、
問題を引き起こしたようです。

私は、別に統計の専門家ではないの
ですが、統計ソフトという便利なものを
使うことで、このような、原因不明の
難問にも、対処出来るのがパソコンの
強力なところです。

ソフトの名前は、JUSE QCAS
(ジュースキューカス (日科技研))
というソフトです。今は、同じ機能で
安いソフトがあるかもしれません。

ただこの問題は、原料のコスト削減に
燃える原料供給グループと、統計的
手法を分かりやすく、製造ラインの
人に説明するのが難しく、なかなか、
すぐに受け入れてもらえませんでした。

パソコンは、どうなって動くのか
分からないから(ブラックボックス)、
一般に人には、結果を説明するのは
難しいということです。

それでも、こうした積み重ねによって、
パソコンを製品開発に役立てるという
面白さを味わうことが出来ました。

過去の生データーを手で集めて、
(ここまでは、アナログ)、ソフトを
使って、分布を調べる(デジタル)。

現場のデーターとパソコン技術が
組み合わさった成果なのでした。
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